Rally Driver Takero Oda 織田岳郎

TOP
自己紹介
全日本ラリー
車両
リンク


2005/08/24 2001年パイクス・ピーク(3)

 9:30頃 いよいよ、1番目のカテゴリーである「エキジヴィジョン」クラスがスタート。すさまじい排気音が聞こえてくる。このクラスは2台出走。


 稲垣氏が出走するクラスは「ハイパフォーマンス・ショールーム・ストック」で参加車両は計5台。

1.スバル・インプレッサ/ ジェフ・マクガイア
2.ホンダ・インテグラ/ サミュエル・フラー
3.ミツビシ・ランサー/稲垣 直      
4.ポルシェ/ ジェフ・ザート          
5.ミツビシ・ランサー/レイ・ミレン
  
 という順序。コースは約20km。標高差は約1800m、カーブは156個という内容。

 最初に白いスバルがきた。あっ次に黄色の車がきた。 あれ、スピードが落ちて、あれあれ、止まっちゃったよ。放送では次が稲垣氏のはずだけど、あれ、来ないなあ〜。おかしいな〜。排気音が聞こえなくなってしまった。
 
 先ほど写真を撮ってもらった、黄色のジャケットの人が走ってきて「お前の友人はコースアウトしたらしい」と教えてくれる。

 「えっ、怪我したの。状況は?」と尋ねるが、放送によると、「命に別状は無く。怪我も無いらしい。」ことがわかるのみで、他の状況はわからないという。

 「Thank you」としか言えなかった。残念。

自分としては目の前を走り抜けていく状況を想像していただけにびっくり。練習走行でも、良い感触をつかんでいたようだったので、余計にそう感じた。

 あわてて、携帯電話で連絡を試みたが、通じない。
一瞬、新聞記事の内容が頭をよぎったが、どうすることも出来ずに最後のクラスが終わるまで待つことになった。

 プログラムには正確なタイムスケジュールが掲載されていなく、目の前を走り抜けていく車両の様子から、残りのレース状況を判断するしかありません。

 昼頃、山頂からレース車両が一斉に下りて来ました。どうやら山頂の駐車場がいっぱいになったようで、昼休みも兼ねているようです。(一本道なので他に下る道がない)

 我々観客はコースの両側に立って下ってくるドライバー・ライダーを拍手で迎え、握手やハイタッチをして、その栄誉を皆で称えます。
 
 午後14:30頃、レース車両が再度下山してから、ようやく観客が山を下りることができました。前の車に続いて下っていくと、「えっ、こんなところを登ってきたの?」と思わず口に出てくるほど断崖、絶壁。ブレーキペダルを踏む足にも自然と力が入ります。

 「稲垣さん、どこで落ちたのかなあ」と思いながら下って来ると、突然コーナーの内側に前部がつぶれたランサーが見えました。後続車両がいたので駐車して、細部まで確認することも出来ず、そのままスタート地点へ。

 「おーい、宏(注 田中さんの名前)、こっちだ」という日本語に気が付くと、稲垣さんがピットの入り口で誘導している。怪我もたいしたことがないようで、一安心。

7月1日
10:00からの表彰式終了後、私はパイクスピークの頂上まで行っていなかったので、稲垣さんを横に乗せてコース解説付のドライブとなりました。

 「ここは2速で全開。ここでシフトアップして・・。」と解説されても、道が無くなっていくような景色では思わずアクセルが緩んでしまいます。無事に頂上へ到着し、名物のドーナッツを食して、下山。

すばらしい景色を堪能してから、稲垣さんのコースアウト現場で現場検証。ヘッドライトのガラス片が残っている生々しい現場は、思わず「あれだけで済んで、よかったね」と口に出る高さでした。

 ホテルに帰るとスタッフの方々から「遅いから、また落ちたのかも知れんと心配したよ」と冗談を言われてしまいました。

 日本出発から、いろいろ面白いハプニングもあり、レースで感動し、とにかく楽しい旅行でありました。

 自分が、もう10歳若くて競技を続けていたら、きっと「出場するぞ」と思ったに違いありません。
そのかわりといっては、何ですが、今回、「山頂から自転車で下る」ツアーがあることを発見しました。次回の時には是非これを体験したいと思います。


------------------------------------------
田中さんになにかの競技に付き添って欲しい方は連絡ください。


TOP
自己紹介
全日本ラリー
車両
リンク



Car-Trade Japan

Rally Driver Takero Oda 織田岳郎